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退職代行から連絡が入った!会社側の正しい対応とは?

退職代行から連絡が入った!会社側の正しい対応とは?

退職代行から連絡が入った!会社側の正しい対応とは?

動画のリンクはこちらから 退職代行から連絡が入った!会社側の正しい対応とは? 2分30秒

退職代行サービスからの連絡に対する企業の適切な対応方法

こんにちは、代表のおいかわです。
近年、退職代行サービスの利用が増えており、突然の退職連絡に企業側がどう対応すべきかが問題となっています。
今回は、退職代行からの連絡を受けた際の企業側の正しい対応について解説します。

退職代行サービスとは?

退職代行サービスは、従業員が直接会社と対面して退職の意向を伝えることなく、サービス提供者が代わりに退職の意志や手続きを行うものです。
このサービスは、特に対人関係が原因で退職を決意した従業員にとって、精神的負担を減らす手段として選ばれることがあります。

企業側の正しい対応

1 冷静な受け止め
退職代行からの連絡を受けた場合、感情的にならずに冷静に対応することが重要です。
直接退職の意志を伝えられなかった背景には、職場環境や人間関係の問題が潜んでいる可能性があります。

2 法的な確認
退職代行サービスを通じて退職の意向が示された場合でも、労働契約法に基づく適正な手続きが必要です。
退職に必要な書類が適切に提出されているか確認し、必要であれば労働基準監督署に相談することも考慮しましょう。

3 内部での情報共有
退職者の直属の上司や人事部門と情報を共有し、スムーズな引き継ぎが行えるように手配します。
退職者の業務を他の従業員が引き継ぐ際の計画を立てることが、業務の継続性を保つ上で重要です。

4 原因の検証と対策
退職代行サービスを利用する従業員が出た場合、その背景にある職場環境の問題点を見直す良い機会です。
事業者は職場の人間関係や管理体制を改善するための対策を検討すべきです。

まとめ

退職代行サービスからの連絡は、企業にとって予期せぬ出来事かもしれませんが、これを契機に組織内の問題を見つめ直し、より良い職場環境を作るチャンスと捉えることができます。
従業員が安心して働ける環境を提供することが、企業の持続可能な成長につながるからです。
この情報が皆さんの企業運営に役立つことを願っています。
具体的な対応策については、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
私たちは、職場の問題解決と効果的な人事戦略の提案を通じて、企業が直面する様々な課題に対応するサポートを行っています。

また、このような状況を未然に防ぐためにも、職場でのコミュニケーションの改善、適切な労働環境の提供、従業員の声に耳を傾ける体制の整備が必要です。
退職代行サービスの利用が指摘するのは、従業員が直接対話を避けたいと感じるほどの問題があることを意味しているため、組織としてこれを真剣に受け止め、改善策を講じることが求められます。


この記事が、企業の経営者や人事担当者にとって有益な洞察を提供し、より良い職場環境を実現するための一助となることを願います。すべての従業員が公平で尊重される環境で働けるよう、一緒に取り組んでいきましょう。

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この記事を書いた人

【MCLグループCEO】
社会保険労務士法人ロームホーム 代表社員
ほっかいどう企業型確定拠出年金センター 代表
株式会社MCL 代表取締役
NPO法人ちとせの介護医療連携の会 副理事長
一般社団法人北海道採用定着支援ラボ 共同代表  
【公職】
北海道医療大学 臨床准教授(経営マネジメント)
公益財団法人介護労働安定センター雇用管理コンサルタント
及川 進
OIKAWA SUSUMU

神奈川県立大磯高等学校卒
北海道医療大学卒
歴任公職履歴
【厚生労働省事業】
●就業環境整備・改善支援事業 普及指導員
●仕事と家庭の両立支援プランナー
【各行政機関事業】
●北海道難病対策協議会委員
●札幌市働き方改革サポートセンター 専門家
●千歳市地域包括支援センター運営協議会委員
執筆・セミナーなど
●北海道医療新聞社介護新聞 介護福祉事業所の人事労務戦略室(全50回)
●令和元年度旭川市仕事と家庭の両立支援セミナー
●令和4年度北海道介護従事者雇用管理セミナー
●令和5年度札幌市中小企業の人事考課制度の導入と運用のポイント ほか多数