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「入社前後のトラブルに関する調査2022」から分かること

「入社前後のトラブルに関する調査2022」から分かること

「入社前後のトラブルに関する調査2022」から分かること

動画リンクはこちらから 「入社前後のトラブルに関する調査2022」から分かること2分45秒

「入社前後のトラブルに関する調査2022」の洞察と対策

こんにちは、代表のおいかわです。

今回は、日本労働組合総連合会が発表した、2016年に続く2回目の「入社前後のトラブルに関する調査」の結果に基づき、新卒採用における現状の問題点と今後の課題に焦点を当てていきたいと思います。

[調査の背景と目的]

この調査は、新卒者が直面する様々な雇用トラブルを明らかにし、それに対する対策を提案することを目的としています。入社前後のトラブルは、若手労働者にとって大きなストレス源となり、企業のブランドイメージや雇用関係にも影響を与えるため、この問題には特に注意が必要です。

[主な調査結果の概要]

調査によると、新卒採用における主なトラブルは以下の三つの段階に分けられます:

1 就職活動中の課題
就職活動中には、不透明な選考プロセスや不公平な扱いが見られるケースが多く、これが心理的なストレスやモチベーションの低下を引き起こしています。企業は透明性のある選考基準と公正な対応を心掛ける必要があります。

2 内定後から就職までの課題
内定後から就職までの期間には、内定取り消しや条件変更が主なトラブルとして報告されています。
これらの行為は法的な問題にも繋がり得るため、企業は内定後のコミュニケーションをしっかりと行い、約束された条件を守ることが重要です。

3 就職後の課題
就職後には、仕事内容の違い、過度な労働、ハラスメントなどが問題となっています。
新入社員のオリエンテーションを充実させ、メンター制度を導入することで、これらの問題に対処することができます。

[今後の課題と対策]
これらの調査結果から、企業は新卒採用プロセス全体を見直し、より公正で透明性のあるプロセスを構築することが求められます。
特に、入社前後のトラブルを未然に防ぐためには、以下の対策が効果的です:

候補者とのコミュニケーションを強化する:定期的なアップデート、クリアな説明、オープンな対話を通じて、不安を軽減します。

オンボーディングプロセスの改善:新入社員がスムーズに職場に適応できるよう、体系的なオンボーディングプログラムを導入します。

労働環境のモニタリングと改善:就職後の職場環境における定期的な評価を行い、問題があれば迅速に対処することで、新入社員の定着率を向上させます。

[結びに]

「入社前後のトラブルに関する調査2022」は、新卒採用プロセスにおける潜在的な問題点を明らかにし、それに対する有効な対策を提示しています。
企業はこれらの調査結果を参考にし、より良い人材を確保し、持続可能な労働環境を築くために努力する必要があります。
新卒者が直面する可能性のある多様な課題を理解し、対応することが、企業の長期的な成功に繋がります。

このトピックについてのさらなる詳細は、当グループの動画でご覧いただけます。
動画では、調査結果の詳細な分析と具体的な対策を解説しています。

最後に、この情報が皆様の企業運営に役立つ洞察を提供したことを願っています。
もしご意見や追加の質問があれば、ぜひお気軽にコメントまたは直接お問い合わせください。
今後も有益な情報を提供していくため、皆様からのフィードバックをお待ちしております。

動画リンクはこちらから 「入社前後のトラブルに関する調査2022」から分かること2分45秒

この記事を書いた人

【MCLグループCEO】
社会保険労務士法人ロームホーム 代表社員
ほっかいどう企業型確定拠出年金センター 代表
株式会社MCL 代表取締役
NPO法人ちとせの介護医療連携の会 副理事長
一般社団法人北海道採用定着支援ラボ 共同代表  
【公職】
北海道医療大学 臨床准教授(経営マネジメント)
公益財団法人介護労働安定センター雇用管理コンサルタント
及川 進
OIKAWA SUSUMU

神奈川県立大磯高等学校卒
北海道医療大学卒
歴任公職履歴
【厚生労働省事業】
●就業環境整備・改善支援事業 普及指導員
●仕事と家庭の両立支援プランナー
【各行政機関事業】
●北海道難病対策協議会委員
●札幌市働き方改革サポートセンター 専門家
●千歳市地域包括支援センター運営協議会委員
執筆・セミナーなど
●北海道医療新聞社介護新聞 介護福祉事業所の人事労務戦略室(全50回)
●令和元年度旭川市仕事と家庭の両立支援セミナー
●令和4年度北海道介護従事者雇用管理セミナー
●令和5年度札幌市中小企業の人事考課制度の導入と運用のポイント ほか多数