blog CONTENTS ブログ/コンテンツ

パワハラにならない叱責のしかた

パワハラにならない叱責のしかた

パワハラにならない叱責のしかた

動画のリンクはこちらから パワハラにならない叱責のしかた 2分35秒

パワハラにならない正しい叱責の方法:効果的なフィードバックの実践

こんにちは、代表のおいかわです。
近年、職場でのパワーハラスメントが注目されており、その一線を越えない指導の方法は多くのマネージャーにとって重要な課題です。
部下を叱る際に「パワハラです!」と言われることを恐れてしまうと、適切な指導が行えなくなることがあります。
そこで、今回はパワハラと誤解されない、効果的な叱責の方法についてご紹介します。

パワハラとは何か?

パワーハラスメントは、職務上の地位を利用して、精神的または身体的な苦痛を与える行為を指します。
これには、無理な業務命令、過度の批判、個人の尊厳を傷つける言動などが含まれます。

[パワハラにならないための叱責方法]

1 叱責する動機を明確にする
叱責の目的は、従業員の成長と改善を促すことです。
そのため、叱責は建設的である必要があり、動機を従業員に正しく伝えることが大切です。
感情に任せた叱責ではなく、具体的な行動や結果に基づいたフィードバックを心掛けましょう。

2 状況を考慮する
叱責は個々の従業員が置かれている状況を考慮して行うべきです。
業務の状況、従業員の個人的な事情やストレスレベルを理解し、それに応じたアプローチを取ることが重要です。

3 具体的な改善点に焦点を合わせる
フィードバックは具体的で分かりやすいものでなければなりません。
どの行動が問題であり、どのように改善できるかを明確に指摘し、必要であれば改善のためのサポートを提供することが望ましいです。

まとめ

叱責は職場でのコミュニケーションの一環として非常に重要ですが、その方法には細心の注意が必要です。
適切な叱責は従業員の成長につながり、組織全体の生産性向上に寄与します。
それには、常に尊重と理解を基本に、具体的で建設的なフィードバックを心掛けることが不可欠です。

さらに詳しい内容や、視覚的な解説が必要な方は、わたしたちの動画をご覧ください。
この動画では、実際の事例を交えて、パワハラにならない叱責の方法を例示しています。

効果的なフィードバックは、職場の健全なコミュニケーション文化を構築する上で欠かせない要素です。
このようなコミュニケーションは、従業員が安心して仕事に臨める環境を作り、チーム全体のモラルと生産性を向上させるために役立ちます。
パワハラと受け取られないように、感情をコントロールし、事実に基づいたフィードバックを提供することが、すべての管理者に求められるスキルです。

個々の従業員との信頼関係を築くことも、効果的な叱責には不可欠です。
信頼関係があれば、フィードバックが建設的なものとして受け入れられ、従業員自身の自己改善へと繋がります。
また、公正で透明性のある方法でフィードバックを行うことで、従業員からの信頼を失うことなく、必要な指摘を行うことができます。

叱責の際には、以下の点を念頭に置くことが効果的です

1 叱責の前に十分な準備をする
具体的な事例を挙げ、どのような行動が望まれていないのか、どのように改善が期待されているのかを明確に理解しておくこと。

2 個別に対応する
公開の場での叱責は避け、プライベートな環境で行うことで、従業員の尊厳を守りつつ、メッセージの効果を最大化します。

3 フォローアップを行う
叱責後は、改善の進捗をチェックし、支援が必要であれば提供することで、継続的なサポートを示す。

このブログ記事が、効果的な叱責の方法と、パワーハラスメントを避けるためのアプローチについての理解を深める助けとなれば幸いです。
職場での健全なコミュニケーションは、組織の成功を支える基盤となります。
詳細な情報や具体的なアドバイス、社内研修等、当事務所にお問い合わせください。

動画のリンクはこちらから パワハラにならない叱責のしかた 2分35秒

この記事を書いた人

【MCLグループCEO】
社会保険労務士法人ロームホーム 代表社員
ほっかいどう企業型確定拠出年金センター 代表
株式会社MCL 代表取締役
NPO法人ちとせの介護医療連携の会 副理事長
一般社団法人北海道採用定着支援ラボ 共同代表  
【公職】
北海道医療大学 臨床准教授(経営マネジメント)
公益財団法人介護労働安定センター雇用管理コンサルタント
及川 進
OIKAWA SUSUMU

神奈川県立大磯高等学校卒
北海道医療大学卒
歴任公職履歴
【厚生労働省事業】
●就業環境整備・改善支援事業 普及指導員
●仕事と家庭の両立支援プランナー
【各行政機関事業】
●北海道難病対策協議会委員
●札幌市働き方改革サポートセンター 専門家
●千歳市地域包括支援センター運営協議会委員
執筆・セミナーなど
●北海道医療新聞社介護新聞 介護福祉事業所の人事労務戦略室(全50回)
●令和元年度旭川市仕事と家庭の両立支援セミナー
●令和4年度北海道介護従事者雇用管理セミナー
●令和5年度札幌市中小企業の人事考課制度の導入と運用のポイント ほか多数