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【未払い残業代問題】残業代の計算を誤りやすい3つのケース

【未払い残業代問題】残業代の計算を誤りやすい3つのケース

【未払い残業代問題】残業代の計算を誤りやすい3つのケース

動画のリンクはこちらから 【未払い残業代問題】残業代の計算を誤りやすい3つのケース 3分1秒

謝りやすい未払い残業代問題

こんにちは、代表のおいかわです。
残業代の未払いは、労働関係でのトラブルの中でも特に多く見られる問題です。
この問題は従業員の満足度の低下だけでなく、企業に対する信頼性の損失や法的なリスクをもたらすことがあります。
今回は、特に誤りやすい残業代計算の3つのケースに焦点を当て、それぞれの正しい計算方法とトラブルを防ぐためのポイントを解説します。

各ポイント

1. 変動する勤務時間の扱い

多くの企業では、特にシフト制を採用している場合、勤務時間が日によって異なることがあります。
このような変動する勤務時間を正確に計算し、その上で残業時間を特定することは容易ではありません。
正確な記録が不可欠であり、電子タイムカードや専用の勤怠管理システムを用いることで、誤計算を防ぐことができます。

2. 深夜残業の加算忘れ

深夜時間帯(通常は22時から翌5時まで)に行われる労働に対しては、通常の残業代に加えて深夜割増が必要です。
この深夜割増を計算し忘れることは、残業代未払いの一般的な原因の一つです。
企業は深夜労働に対する割増率を正確に把握し、適用することが法令遵守のために重要です。

3. 休日労働の特別扱い

休日に労働を行った場合、その残業代の計算は通常の労働日とは異なります。
多くのケースで休日労働には特別な割増率が適用されるため、これを誤って通常の残業代と同じように扱うと、不足分が発生する可能性があります。
休日労働に対する正確な割増率を適用し、適切に管理することが必要です。

動画ではその他の例も解説しています!!

残業代の正確な計算と支払いは、法的責任を果たす上でのみならず、従業員との信頼関係を維持する上でも極めて重要です。
企業は、これらの一般的な計算ミスを避けるために、勤怠管理システムの導入や定期的な研修を通じて、人事・経理担当者の教育を徹底するべきです。
また、残業代の計算過程を透明にし、従業員がいつでも自分の勤務時間や残業代の詳細を確認できる環境を提供することが推奨されます。

動画のリンクはこちらから 【未払い残業代問題】残業代の計算を誤りやすい3つのケース 3分1秒

この記事を書いた人

【MCLグループCEO】
社会保険労務士法人ロームホーム 代表社員
ほっかいどう企業型確定拠出年金センター 代表
株式会社MCL 代表取締役
NPO法人ちとせの介護医療連携の会 副理事長
一般社団法人北海道採用定着支援ラボ 共同代表  
【公職】
北海道医療大学 臨床准教授(経営マネジメント)
公益財団法人介護労働安定センター雇用管理コンサルタント
及川 進
OIKAWA SUSUMU

神奈川県立大磯高等学校卒
北海道医療大学卒
歴任公職履歴
【厚生労働省事業】
●就業環境整備・改善支援事業 普及指導員
●仕事と家庭の両立支援プランナー
【各行政機関事業】
●北海道難病対策協議会委員
●札幌市働き方改革サポートセンター 専門家
●千歳市地域包括支援センター運営協議会委員
執筆・セミナーなど
●北海道医療新聞社介護新聞 介護福祉事業所の人事労務戦略室(全50回)
●令和元年度旭川市仕事と家庭の両立支援セミナー
●令和4年度北海道介護従事者雇用管理セミナー
●令和5年度札幌市中小企業の人事考課制度の導入と運用のポイント ほか多数